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清く正しいクレーマー

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公共の場での無礼:舌打ちという卑劣な行為に物申す

【事件番号1】
現場:中央線吉祥寺駅と三鷹駅間を走行中のグリーン車内
日時:2025年7月1日午後10時頃


公共の交通機関において、リクライニングシートを倒す行為は、製造設計上あらかじめ許容された機能である。つまり、それを使うかどうかは、あくまでも座っている本人の裁量に委ねられており、他者の許可を得る必要はない。今回、私は中央線のグリーン車に乗り、静かに、わずかにシートを倒した。周囲に迷惑をかけないよう最大限の配慮をし、音も立てず、急激な動作も避けた。しかしその直後、背後に座っていた若い男が、私に向けて舌打ちをしたのである。

舌打ちは、言葉を使わない攻撃的な意思表示であり、極めて無礼で下品な行為だ。相手が誰であれ、また理由が何であれ、公共の場で見知らぬ人に対してそうした敵意をあらわにする態度は、人間として恥ずべきである。自分の快適さだけを基準に他人の正当な行動に敵意を示し、舌打ちという非言語的手段によって不快感を露わにするその態度は、未熟で自己中心的である。

前もって声掛けするべきだったという意見もあるかと思うが、リクライニングをする人が全員、後ろの人の許可を得ているだろうか。そもそも相手に許可をとる必要がない行為について、「シートを倒していいですか」と確認するのは明らかにおかしい。「シートを倒します」と相手に対して伝えるのが妥当かも知れないが、車内のあちこちで、後ろのシートを覗き込んで声掛けしている光景はある意味、異様だ。

声掛けをせずに、ゆっくり静かにシートを倒す行為は、一切常識に反していないし、ましてやその行為に対して、舌打ちをするなどはもってのほかだ。そんなことで不機嫌になり、露骨な反応を返すような人間は、社会人として不良品と言わざる得ない。舌打ちをする前に、まずは自分の内面の未熟さに気づくべきだ。「親の顔が見たい」と言いたくなるではないか?